あるお問い合わせから、焼入した金型用材料の強度計算をこの数週間考える。
(材料力学を学生時代に理解していないので、歳を取ってから苦労する。)
その過程で、自分にとっては新たな知見?があった。それは、焼入しても金属のヤング率は
ほとんど変わらないと言うことである。わたしのイメージでは、ヤング率が高くなるという
漠然としたイメージを持っていた。焼入すればビッカース硬度はあがるのは当然であるのもの
これはヤング率があがっているのではなく、弾性変形から塑性変形へ移行する時の弾性変形段階が、
長く続くということらしい。これを理解できていなかった。
「技術の森」を覗くと、「自信あり」回答者でも間違っている方が居られ、私的には
安心したのであった。